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君と僕とチョコレートシフォンケーキの別館で、歌詞研究室。
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「だいすきだよ」
君のことばが溶けて消える
零した涙 地面に吸い込まれて
想いの種から 小さな芽が出た
「忘れないよ」
何気ないありふれたあの日々が
何よりもずっと大切だったのだと
今更になって気がついた
隣を歩く君の手のひらの体温
当たり前すぎて、僕の一部だったと
失くしてから……
君のこと 誰よりも一番
愛していたと 空に叫んだ
夢を抜け出し目を覚ますとき
いつも僕の中の君が僕を引きとめる
まぼろしの君 さみしく微笑う
これが現実なら迷いなく
抱きしめるのに
煙になって水蒸気になって
この世界の成分になった本物の君は
そんなこときっと望んでいないから
「ごめん」と僕は
まぼろしの君に呟いて
いつも夢から逃げ出すんだ