君を失くした日
僕はひとり君を探して
空を見上げた
君の欠けた世界は
何もかもが色を亡くして
灰色だけが広がって
吐く息は白く
僕のカンバスを染め上げてゆく
じわり、じわり
歪んでいく空を
僕はただ見ていることしかできない
そんな悪夢(ゆめ)を見ているんだと
嘘でもいい安心させて
だけど、それは
脆い幻想だと
きっと僕は知ってる
君が欠けたパズルは
もう二度と完成しないね
空の色は相変わらず
灰色だけで
僕の心を蝕んで逝く
ぽたり、ぽたり
零れ堕ちる水を
僕は他人事のように見ていた(でも)
これは現実なんだと
頭の中ではわかってた
君に、届け
僕の涙
張り裂けそうな想いを、
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