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君と僕とチョコレートシフォンケーキの別館で、歌詞研究室。
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8月の某日 僕が生まれた日
その日は本当に 祝福の音が鳴ってましたか
本当に僕は 望まれた子供でしたか
毎日 毎日 考えるのはおかしいことですか
愛されてるとか 愛されてないとか
悲観してるとか 悲観してないとか
そんなんじゃなくて
ただ、知りたいだけ
あの時、ちゃんと言っていたら
ちゃんと泣けていたら
僕は歪まずに済んだろうか
ずっと負い目を感じずに済んだろうか
忘れたい 忘れたい
忘れたい 忘れたい
忘れられない
大半は捨てられたのに
喪失したこと自体は
捨てられないんだね
10月の某日 君が死んだ日
その日はずっと 君の傍に居たかったのに
君を看取ることも出来ず僕は
あの日のまま心は止まってしまった
来る日も 来る日も 考えることはいけないことですか
もう会えないとか もう触れられないとか
絶望してるとか 絶望してないとか
そんなんじゃ測れない
ただ、悲しいだけ
あの時、ちゃんと傍に居られたら
ちゃんと別れを告げていたら
僕は縛られずに済んだろうか
ずっと苦しまずに済んだろうか
忘れたくない 忘れたくない
忘れたくない 忘れたくない
当たり前だろう?
大切なものふたつ
失くしたくなくて
僕はずっと泣いたまま
会いたい 会いたい
会いたい 会いたい
もう会えない
後を追おうか
後を追えるの?
もう一人の僕が嘲笑う
廃屋に消える人影
紅い糸繋ぐ人に似て
白昼夢 君の姿求め 彷徨う
軋む足音 胸が痛い
あの日からずっと聲が聴きたくて
(「 、」)
零れた涙 雨に混じる
次は必ず 君と一緒に逝(ゆ)くから
肌に走る刺青(しせい)の蛇
夢と現世(うつしよ)の境目
繋がれて 君の夢に沈む 「会いたい」
揺れるこころ 君と居たい
あの日からずっと君に伝えたくて
僕の名を呼ぶ君の聲
色褪せず 響く 「君は生きて」
さよならと抱き締める腕が
優しくて悲しい
目が覚めればひとり
刻印は君と消えて
そして優しい雨は止む
あの時の約束覚えてる?
ずっと一緒 そう指切りしたよね
ごめんね僕が弱いから
君に迷惑ばかり掛けてしまって
幼過ぎたんだ 本当は分かってる
紅い蝶 僕を誘(いざな)う
夢を見ていた
重ねる面影 紅い絆
「僕」が溶けゆく
君とずっと一緒に居たい
けれど 沈んでゆく意識
すべて奪われる前に
君を、(巻き込んでしまう前に)
あの時の約束覚えてるよ
ずっと一緒 そう小指を絡めた
ごめんね僕が弱いから
君を不安にさせてしまって
ずっとずっと傍に居たのに
紅い蝶 君を誘(いざな)う
守らなくちゃ
重なる面影 紅い絆
「君」が行ってしまう
ずっと一緒に居たいのに
じわり 蝕まれてく
手を伸ばしても届かない
君を、(助けたいのに)
紅い蝶 僕を誘(いざな)う
夢を見ていた
重ねる面影 紅い絆
「僕」が溶けゆく
君とずっと一緒に居たい
けれど 沈んでゆく意識
すべて奪われる前に
君を、(巻き込んでしまう前に)
紅い糸 僕らを繋ぐ
夢を見ていた
重ねる手のひら 紅い徴(しるし)
虚ろになる心
これで君とずっと一緒
なのに どうして悲しいの?
心の奥深く眠る
「僕」が悲鳴をあげる
君と一緒に居たい
僕を置いて行かないで
忘れて欲しくない
全部本当だけど
君を傷つけたくないから、
(僕は)
蝶になって、消える